疫病退散。

海から コラム

こんにちは。Yummyです。
今少し気になっている話題をお伝えします。

話題になっている妖怪

アマビエグッズがにわかにブームになっています。

イラストはもちろんアマビエにちなんだお菓子、ステッカー、手ぬぐいと関連グッズの種類も豊富です。
アマビエのイラストはトラックにまで描かれる事があります。

新型コロナウイルスの影響で、万一かかった場合、ワクチンや特効薬が無く、周囲の方の協力、
医療従事者の方、そして自身の体力に頼るしかない状況が続いているのも
アマビエのブームを牽引する原因になっていると思います。

そもそもアマビエとは

アマビエは伝承の話の中の妖怪で、疫病を予言し疫病流行の際は自身の姿を描いて貼る様に
言った為、疫病除けに効果があると信じられました。文献の記述は少ないそうです。

同様に疫病の予言をした妖怪に海彦、アマビコがいるそうで、アマビコの記述はアマビエより多く見られます。

アマビエの姿は河童の様な頭、うろこに覆われた体に、魚のしっぽが特徴的で全身は光っています。

アマビエ
アマビエのイラスト

妖怪の姿を描いた紙を貼るのは、普段あまり見かけない光景でしょうが、
この非常時は例外で、一部の人だけではなく全体で暗い話題の多い中、
このアマビエを使って普段の生活に戻る様に願いを込めています。

古くから願いは同じ

古くは辟邪絵(へきじゃえ)といって、疫病を起こす鬼を懲らしめる善神を描いた絵が平安時代に中国から日本に伝わっています。

妖怪ではありませんが、辟邪絵の中では鐘馗という中国の人物も魔除け、厄除けとして日本に伝わり、五月人形として飾られたり、屋根の上に乗せて鬼瓦より効果のある魔除けとして使われたりしたそうです。

江戸時代、幕末に流行したコレラ(コロリとも言われます)に対しては張り子の虎や絵馬がコレラ除けの為に願いを込めて作成された様です。

現代で、新型コロナウイルスにこの妖怪、キャラクターを通して、一日でも早く、日常に戻る様に意識の共有が出来るのは大きいと思います。

様々なアマビエ

アマビエの描かれ方は多様性が生まれており、アーティストがそれぞれのアマビエのイラストを提供しているのも興味深いですね。
本当に色々な方が作成されているので、気に入ったアマビエが見つかるかもしれません。

少しでも気分が晴れる様に

アマビエはお守りの様になっています。飾ったり、持っていることで安心感が生まれる感覚に似ています。
厄除けはよく聞きます。今回のアマビエはコロナ除けと言われてもいます。

アマビエのイラストやグッズを見たり、買ったりする事で、少しでも気分が晴れれば良いと思います。

一目で分かる、インパクトのあるものですので、分かりやすい旗印で気分を持ち上げて、
手洗い、うがい等一人一人に出来る事をして、コロナ除け、疫病退散しましょう。