こんにちは。オフィスITドクターのYukkyです。
日本政府の規制改革推進会議がはんこを利用を減らす方針を打ち出しました。
コロナ禍での押印出社
コロナの影響で増加した在宅勤務ですが、月末月初などに押印する為に出社する人は、意外に多かった様です。
企業経理を研究している日本CFO協会が三〜四月に企業の財務担当者らに実施したアンケートによると、在宅勤務している約百三十人の約四割が自粛期間中も出社が必要になったと回答し、主な理由に「押印や書類の処理」が挙がったそうです。
「新しい生活様式」が発表され、在宅勤務が増えていますが、私の会社でも、どうしてもはんこが必要な書類がある為、押印する為の出社が月に1回程度あります。
正直、押印が無くなれば在宅勤務できる日が増えるので、個人的にはありがたいです。
政府の動き
日本政府は経済4団体と連携して押印の廃止を進める事で、行政の手続きや銀行での手続きなどで押印を不要にするそうです。
民間企業でも、契約書や領収書などへの押印を廃止し、電子署名などへ切り替えを進めるようです。
コロナ禍の中、浮上していた押印出社の問題を解決し、「新しい生活様式」で打ち出していた在宅勤務を更に推進させる狙いがあるようです。
反対の動きもあるみたい
廃止されるはんこ業界が政府の動きに反対する動きを見せているそうです。
押印の文化が無くなってしまうと、売れなくなっちゃいますから、当然の動きだと思います。
近年、売上が落ちてきて銀行でも使えるキャラクターはんこなど、売上を伸ばそうとされているさなかでの動きですしね。
ちなみに、我が家もキャラクターはんこを持っています。ポケットモンスターのはんこです。
流石に、会社で使うのははばかられるので、子どもの連絡帳に押したり、宅配便の受け取り印に使ったりする程度ですが、キャラクターがきれいに押せるので、気に入っています。
はんこが無くなる日はくるのか?
個人的にははんこが無くなる日は来ないと思います。
たとえば、はんこの代わりにサインで良い時代になったとしても、契約書など紙でのやり取りが残るのは必須だと思います。
紙が残るのであれば、はんこも残るだろうと思います。
アナログからデジタルに完全に切り替わる事はないと思っています。
たしか、電子書籍が登場した頃にも紙の本は無くなるんじゃないか?といった話が出ていました。
電子書籍が登場したのは1990年、ソニーが電子ブックプレーヤーを発売したのが最初です。
さらに2000年になって電子書籍の販売サービスが開始されたあたりから、ようやく一般化してきた様に思います。
登場から約30年が経過しますが、紙の本はまだまだ現役に思えます。
はんこも利用頻度が緩やかに減少しつつ、どこかの水準で一定数の利用が残るとみています。
今後、仕事でも動きがあると思いますし、今後の動きを見ていきたいと思います。