こんにちは。Yummyです。
今回は2020年を振り返ってみた時に、暗いニュースが多い中、明るいニュースが無いか見ていると、見つけて感心した話題をお届けしたいと思います。
2020年 明るい話題もありました
皆さん、はやぶさ2のニュースを聞いた事はなかったでしょか。
2020年、小惑星探査機はやぶさ2のニュースが話題になりました。宇宙の謎に迫る長い旅が一区切りついたようですね。
2020年に話題になったはやぶさ2は2代目です。1代目は2010年に話題になっていました。
なぜはやぶさ2は打ち上げられたのか
太陽系の起源を解明の為、無人飛行で2014年に打ち上げられました。太陽系の起源の解明の為には、
惑星の代表的なタイプのC型、D型、S型の小惑星の調査が必要との事で、はやぶさ2はC型の小惑星リュウグウを目指しました。
ちなみにはやぶさが目指したイトカワはS型だった様です。
はやぶさ2の功績
2019年に対象の小惑星リュウグウにタッチダウン、触れて一瞬ですが着陸し、資料を採取する事が出来た事は大きな功績との事。
1回のタッチダウンだけでも難しい様ですが、2回ともなると至難の業の様です。1回は今後もあるでしょうが、2回はなかなか無いと見込んでの計画の様です。
まずは、タッチダウンの為に出来るなるべく平らな地を見つける必要があります。
平らな地を見つけてから、定めた地に砂や石を舞い上げる為に弾の様なものを打って、その衝撃で舞い上がった砂や石を
専用のボックスに回収できる様に吸い込み、真空の状態を維持するそうです。
真空にしておくのは、地球や地球上での運搬途中で星以外の資料が紛れ込まない様にする為の工夫で、細心の注意が必要です。
地球に着いてもまだ長い道のりは続く・・・
問題無く地球についても、リエントリーカプセルという回収ボックスの回収地点から研究所までも慎重に運ぶ様です。
ほとんど揺れないサスペンション付きのトラックを使って輸送しているのは繊細で感心しました。
トラックは大いに揺れるイメージだった為、余計に驚きました。
回収ボックスを研究所で開ける場合も異物がまぎれない様に、真空の状態にした作業場所で慎重に開けるのだそうです。
開けて見るまでは何が入っているのか分からない為、開ける作業者の思いは想像すると感に堪えないものがありそうです。
結果、予想より多い砂や石が採取されていたわけですが、10年以上かかるプロジェクトが結実した様は見事でした。
大きなニュースとして取り上げられていますが、私はあまり関心を払っていませんでした。しかし、その裏の長い長い苦労を知ると強い興味を抱かざるをえませんでした。
10年以上のプロジェクト
数か月や数年のプロジェクトは聞きますが、10年以上かけるプロジェクトの重みは壮大だと思いました。
はやぶさはまた次の星に向かって旅を続け、往復でまた10年以上かかる様です。
てっきり戻ってくるものと勝手に解釈していましたが、更なるプロジェクトが始まったと聞いて驚きを禁じえません。
地球には、回収ボックスを渡す為に来たとの事。宇宙ですから当然道はありません。完全に手探りで、手探りとはいっても手でも探れない様な未知の旅です。
目的地まではトラブルもありますから、対応担当者は膨大な訓練を受けて、任務にあたるとの事。
サポート側の努力も
下支えする人、関係者も多い訳です。10年以上も目標に向かって難しい対応をこなす技術や精神に感心しました。
はやぶさ2は勝手に進みません。支える人もいます。10年以上も引き継いで繋いできたバトンは一旦ゴールにつながった訳ですが、
更なる先のゴールに向かってまたバトンを繋いでいきます。
相当な苦労があると思います。長くモチベーションを保って繋いでいく事が途方もない道のりに思えます。
恐らく、はやぶさ2が持ち帰るものに皆さんは大いに期待して団結して引き継いでいるのだろうと思います。
ゴールを目指すチームワークの凄まじさ
たった一つの目的に多くの人がまとまって結果を出すのは難しいです。
違う方向を向いているとまとまるのは難しいです。多くの人が関わる場合はまとまって動いてこそ、結果が出るものと思います。
はやぶさのプロジェクトは一つのニュースに終わらず、多大な影響を与えるものと思われます。
ここまで大きなプロジェクトには関わる機会、人は一部だと思いますが、一つの事にまとまって動く機会は多いと思います。
今は新型コロナウイルスで世界中が沈んでいる様な状態です。
困難な状況の中で出来る事を模索して、情報を共有し自分たちで出来る事を繋いでいく事は以前の様な日常とは異なり、難しい事も多いです。
しかし、はやぶさ2の様に宇宙空間ではなく、地球上で国の中、社会の中、家族の中ではまだまだ既知の事、考えられる事は可能だと思います。
まとまって動く必要がある場合に、何を共有すればいいのか。今後は考えて動きたいと思いました。