こんにちは!オフィスITドクターのYukkyです。
先日の「最近話題になってた「PPAP全面禁止」ってなぁに?」で書いたように、暗号化zipファイルの運用をやめて素のファイルをそのまま送るのは、だいぶ不安があります。
そこで、暗号化zipファイルに変わる運用を紹介します。
今回は、Excelファイルを暗号化してパスワードをかける方法を紹介します。
Excelファイルにパスワードをかけるには
手順は比較的、簡単!
名前を付けて保存の画面からパスワードがかけられます。
Excelファイルにパスワードをかける手順
①「名前をつけて保存」をクリックすると

↑Excelのファイルから名前を付けて保存を開く
②こんな画面が表示されます。

↑名前を付けて保存
③この画面の赤枠で囲った「ツール」をクリックするとメニューが表示されます。

↑「ツール」を開く
④ツールの中の「全般オプション」を選びます。
⑤すると、こんな画面(全般オプション)が表示されます。

↑全般オプション
⑥この画面の「読み取りパスワード」にパスワードにする文字を入力します。
OKボタンを押すと、入力した内容の確認画面が表示されるので、もう一度、同じ文字を入力します。

↑パスワードの確認
手順はこれでおしまい!
パスワードがかかっているか確認してみよう!
パスワードをかけたExcelファイルを開いてみましょう。
↑パスワードをかけたExcelファイルを開いてみるExcelファイルを開くと、パスワードの入力が求められます。
ここで、さっきかけたパスワードを入力するとファイルが開ける仕組みになってます。
ファイルの編集にもパスワードがかけられる
全般オプションの画面で気づいた人も居ると思いますが、パスワードが2種類かけられます。
1つ目は「読み取りパスワード」。こっちは開くためのパスワードです。
2つ目は「書き込みパスワード」。こっちはファイルを編集する為のパスワードです。
書き込みパスワードをかけた時もファイルを開く時にパスワードの入力が求められます。

↑書き込みパスワードの確認
閲覧するだけであれば、書き込み用のパスワードを入力せずに読み取り専用で開く事もできます。
まとめ
パスワードをかけるのは、ファイルの内容が本来は見えてはいけない人に見えない様にするための防御策です。
パスワードの管理についてもファイルを送るメールとは別の経路で伝えたり、やり取りするお互いの秘密となる情報をパスワードにする等、しっかり管理する様にしましょう。
送信するファイルの運用は企業や団体によってさまざまな取り決めがされていると思います。
それぞれ所属する所のルールを元に、より良いセキュリティとなる様に考えてみるのも良いかもしれません。
それでは、今日はこの辺で終わります。
また、次の記事でお会いしましょう。さようなら!