こんにちは。オフィスITドクターのOkeyです。
今回は、パソコンを利用していて右下から「あなたのパソコンはウイルスに感染しています」などの警告や「○○に当選しました」などの広告の通知が出てきた時の対処方法を書いていきたいと思います。
変な通知が出てきても慌てて開かない
パソコンがウイルス感染したと思うと誰でも焦ってしまいますが、嘘の警告の可能性があります。慌てて通知を開かずに落ち着いて対処しましょう。
基本的に、ウイルス対策ソフトはウイルスを検知すると自動的に対処します。なので、「ウイルスに感染している」など文言で不安をあおり、対処する為にクリックさせてソフトの購入サイトに誘導したり、電話する様に要求するものは嘘の警告です。
通知は×ボタンで閉じて、開かない様にしましょう。
もし開いてしまったら、×ボタンやタスクマネージャーからタスクを終了して画面を閉じます。
※タスクマネージャーは画面右下の日時が書かれているところを右クリックしてタスクマネージャーを開きます。該当のタスクを選んでタスクの終了を押します。
通知が出てこない様に設定を変更する
通知出てこない様にするには、ブラウザアプリの通知設定をオフする事とキャッシュ(過去に表示されたサイトのデータ)の削除を行います。
今回はGoogle Chromeを例に紹介していきます。
通知設定のオフ
Google Chromeを開いて画面右上の「・・・」から設定をクリックします。
サイトの設定をクリックします。
通知をクリックします。
以下の画面で現在通知を許可しているサイトとブロックしているサイトが表示されます。
許可しているサイトの中から、「覚えのないURL」又は「必要のないURL」の右側の三角をクリックします。
「通知」と「ポップアップ」をブロックに変更します。
画面上の方の「←」から画面を戻り、ブロック欄に該当URLが入っていればOKです。
キャッシュの削除
通知設定のオフと同様にGoogle Chromeを開いて画面右上の「・・・」から設定をクリックします。
「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
基本設定から期間:全期間を選択し、下記3つにチェックします。
・閲覧履歴
・Cookieと他のサイトデータ
・キャッシュされた画像とファイル
以上の設定でデータを削除します。
※ログイン状態の一部サイトからログアウトされます。
以上で作業完了です。
同じことを繰り返さない様に対策しよう
そもそも、何もしてないのに何でこんなに通知が出るんだろうと思われる方もいるかもしれませんが、
サイトを表示した際に、下の画像のようなポップアップが表示され、「許可」を選択するとそのサイトから通知来るようになるんです。
正しく使えば便利な機能かもしれませんが、必要のない場合や怪しいサイトだと感じたら「ブロック」を選択しましょう。
悪意のあるサイトであった場合に、今回のように嘘の通知や偽のサイトに誘導する通知が表示されるようになってしまいます。
もし、誤って通知を許可して同じことが起きたら、上記の方法で設定を変更して通知が出てこない様にした方が安全です。
ブラウザの通知機能を悪用したフィッシング詐欺
そもそもフィッシング詐欺とは、メールやメッセージで偽物のホームページ等に誘導しアカウント情報やクレジットカードの情報を入力させて情報を盗むというのが一般的な手口でした。
しかし、最近はメールやメッセージではなくGoogle Chromeなどのブラウザアプリの通知機能を利用したフィッシング詐欺が増えてきました。
もしこの通知クリックすると偽のサイトやセキュリティソフトの購入画面を促す画面が表示されます。
あくまで通知をしているだけで、この通知自体がウイルスというわけではないのでウイルス対策ソフトなどでスキャンしても対応できない場合が多いですが万が一の事を考えて、ウイルス対策ソフトでのスキャンは行ったほうがいいと思います。
まとめ
今回は、通知の止め方やブラウザ通知を利用したフィッシング詐欺について書きました。
いきなり、ウイルスに感染したと表示されると焦ってしまうと思いますが嘘の警告に騙されない様に、冷静に対処する事が大切です。
誤ってクリックしてしまうもの怖いので早めに対応しておきましょう。